epeesica

微エロ



「ごはんにする?おふろにする?
…それとも…ちかにする?」

いきなり何を言い出すんだ
俺が居ない間にまたなんか変なドラマをみたのか
仕事から帰ってくると玄関でお玉片手にベタなセリフを吐き出すチカ

「What?チカ?なにしてんだ?」

「しんこうさんごっこ」

しんこうじゃなく新婚な
どんな聞き間違えしたんだ
ぐるぐると思考を回していると
チカが飛びついてくる

「なにもこたえないからちかにするねー!」

「Ha!?」

何勝手に決めているんだと言いたいところだが
一人で留守番、さびしい思いさせているからとチカを構ってやるな、チカが勝手に決めなくても

「さぁ!まさむね!」

と、手を引かれて来たのは寝室
寝てと言われたのでベッドに横たわる

「よいしょ」

かけ声を掛けながら上に跨ってきた
するとキッと俺を睨んで
ばか!うつぶせだよ!とバシバシ腹を叩いてくる
自分が言ったくせにと思うが
かわいいから許す

「わりぃな、間違えたからってそんな叩くな、俺はマゾじゃねぇんだからよ」

「まぞ?」

チカは首を傾けてはてなマークを浮かばせる

「まじっくのこと?まさむねおばかだねぇ」

違ぇよバカはアンタだ

「No.マゾだ」

「なにそれ?」

え、これ教えていいのか?え、いいのかこれ
すごく教育上よくねぇとおもうのだが

「ん、まぁ、チカは一体何をするんだ?」

と話を変える

「え?マッサージってやつするの!」

「Massage?チカにできんのか?」

「できる!」

ばかにしないでよね!と頬を膨らませる姿が壮絶にかわいい
一度チカを退かし、うつぶせになると言わずともチカから跨ってきた

「いくよー?」

「Okey.気持ちよくさせてくれよな?チカ」

親指が肩甲骨の下方を押す
押していくと共に下に指をズラして背中全体をマッサージする

「ん…Ahー…きもちい、」

目をつむって言うとほんと!?と喜びに満ちた声が聞こえた





数分後

「Ahーthank youチカ、結構楽になった」

首を回して礼を言うと

「どういたましして」

と、どういたしましてと言いたいんだと思われる言葉が返ってきた

「今度は俺がチカをmassageしてやるよ」

「ほんと!?わーい!」

と、先ほど政宗が寝そべっていた場所にうつ伏せで寝る

「力抜けよ?」

首に親指を当て、軽く押す

「んぁ…まさむね、もっとつよくして…くすぐったいー…」

身をねじって手から逃げようとする

「Okey.痛かったら言えよ?」

と、次は腰を強く押す

「んー…きもち…」

「Ha.そりゃよかった」

しばらくマッサージしていると

「ぅんっ…あひっ…ゃ…ぁあ…!」

「………」

「ひぐ、まさ、むねぇ……!」

「………なんつぅ声だしてんだ」

色っぽい声、なんなんだ、なんか俺が犯してるみてぇじゃねぇか

「だ、めぇ…やぁ…ま、さぅね…そこいやぁ…!」

そう言われるとやりたくなるのが俺、
身をねじるチカを抑えつけ、腹部分を軽く揉んでやる

「ひにゃっ…っぁ…まぁ…ね…、やらぁ」

ビクビクと跳ねるチカがとても面白い
はぁはぁと息を荒げて切なそうな眼をこちらに向けてくる

「ま、さむね、くるひ…くるしぃ…!」

と、チカがシーツに爪を立てて声を上げた

「はぁぁぁあ―――…!」

ビクビクと腰が震えるのを政宗はただ見てるだけ
ビリッと爪を立てた所為でシーツが破ける

「はぁ、はぁ、はぁ…」

息を整えるためか仰向けになる
チラリと見えた濡れた下着

「チカ…パンツ…」

「はぁ…ん?…ぎゃっ!?」

と、濡れた下着を乙女座りで隠したチカは膝を擦りあわせてもじもじしてる
ぶっちゃけ可愛い

「うぅ…だって…きもちよかったもん…」

と顔を真っ赤にして俯く
だからってマッサージされてイくなんて

「(なんつー淫乱だ俺のKitty…!)
そうか…気持ちよかったならよかった、」

と笑って誤魔化す政宗
だが政宗の頭の中は黒い渦で一杯

「(俺の理性はこのまま持ってくれるのか?)」




(091005)